湘南のお米を食べて
自然保護
三翠会
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三翠会
の
ご紹介
■三翠会は神奈川県茅ヶ崎市をフィールドに、川や水田など水辺に暮らす生きものの環境を守り、豊かにする活動を行っている自然保護グループです。
■渡り鳥タゲリの越冬地である市内の水田を守るため、地元の農家と協力して「湘南タゲリ米」を販売するプロジェクトを行っています。
また、魚道やビオトープなどを設置し、水田の生物環境向上に取り組んでいます。「田んぼにいのちのにぎわいを!」=生き物と共生できる水田環境を目指して調査や保護活動を行っています。
●主な活動歴
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2000(平成12)年4月 設立
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2001年より湘南タゲリ米販売開始。
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2005(平成17)年度 環境省水環境部長表彰。
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2006(平成18)年度より3ヶ年間にわたり、「農村自然環境再生活動 高度化事業(農水省)」のモデル地区に指定され、(社)農村環境整備センターの補助により魚道やビオトープなどを設置。
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2011(平成21)年 タゲリ米発売10周年を迎える。
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2012(平成24)年 関東水と緑のネットワーク拠点に選ばれる。
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2014(平成26)年2月 平成25年度かながわ地球環境賞(神奈川県など主催)。
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2014(平成26)年6月 平成26年度環境保全功労者 環境大臣表彰(環境省)。
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2016(平成28)年 田んぼの生物多様性向上10年プロジェクト(にじゅうまるプロジェクト)参加(国際自然保護連合日本委員会IUCN-J)。
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2017(平成29)年9月 国連生物多様性10年日本委員会(UNDB-J)による連携事業の認定。
かながわ地球環境賞受賞 黒岩知事と
●活動内容
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野鳥観察、生物調査
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湘南タゲリ米共同田、黒米田での農作業
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ビオトープ、魚道の整備
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イベント出店、探鳥会の開催
野鳥観察・生物調査
茅ヶ崎市西久保の「湘南タゲリ米の里」は、都市近郊農業を営む農家が集まっています。
周辺は高速道路あり、住宅地あり、病院や学校など農家以外の方が多く出入りし、小さな農地は幹線道路に囲まれています。
そんな劣悪とさえ思われる環境でも、きちんと管理された田んぼには多くの野生動物が住み着き、繁殖しています。
三翠会ではタゲリ米の里の生物多様性を広く知ってもらうため、経年調査を続けています。
共同田・黒米田での作業
三翠会でもキヌヒカリ、黒米を育てています。
実際の農作業を通じ、田んぼの維持管理について学んだり、自然と触れ合うことで生物多様性の素晴らしさを感じる機会を増やしています。
会員は平日は仕事、土日はタゲリ米の里で汗を流しています。
ビオトープ・魚道の整備
休耕田の一部を使い、ビオトープを作っています。
西久保田んぼは立地条件により農閑期は水が入ってきません。そこで一年中水を張っておく池を作ることにしました。ここは西久保田んぼの本来の姿があり、生き物が多数生息しています。
また、生き物が用水路から田んぼへ上がるための魚道を整備しました。田んぼで産卵する多くの魚たちがこの魚道を使い、命のゆりかごで生命をはぐくんでいます。
イベント出店など
三翠会では年に一度の予約販売以外にも、イベントに出店しタゲリ米の販売をしています。主に茅ヶ崎市内のイベント、高砂緑地で行われる「茅ヶ崎梅まつ り」、「サポセンわいわいまつり」などに出店しています。
この他タゲリ米の里の自然に親しむ探鳥会や、湘南タゲリ米購入者限定の購入者探鳥会、日本野鳥の会との共同開催イベントなどを企画しています。